2006年 04月 05日
内リンパ嚢開放術についてその2
内リンパ嚢開放術の経緯の続き
「おしゃべりパーティーBBS」でも手術の体験談はあまり多くありません。
だからもし手術の体験談があれば貴重だと思います。私が手術の事を初めて意識した時はぜんぜんそうした情報はありませんでした。(もっともNetでもメニエル患者さんの情報もあまりありませんでした)
おしゃPの管理人としては、もしそういう手術などの体験談があったなら、その人はどういう症状だから手術対象になったのか、仕事などの環境はどうであるのか、それと比べて自分の症状がどうであるのかを客観的によく理解するために、先生がおっしゃるように医師とよく話し合う事のために役にたてたなら、と思います。
さて、先生のメールの手術の部分は今日でとりあえずは終わりです。
尚、手術に関する部分は多少の編集をさせていただきました。この場をもって貴重な情報をくださった事に感謝したいと思います。ありがとうございました。
後日、手術以外の件で少し続きがあります。
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内リンパ嚢開放術は決して特殊な方法ではありません。メニエール
病の治療における位置づけは薬物療法で無効なもの(治療を行なっているにも関
わらずめまい発作がおさまらないで日常生活に支障をきたす)に対して行なうと
いうものです。実際、内リンパ嚢手術による合併症は非常に少ないもので、比較
的安全な手術です。脳に対する障害などは殆ど考えなくてよいと思います。

私が言いたかったことは内リンパ嚢手術が、特定の先生だけが行なえる特殊な手術では
ないこと(ただし、すべての耳鼻科医ができる手術でもありませんが)、めまい
の制御率がかなり高い(70~90%、報告により差があり)ものの聴力に関しては
めまいのようには良くならないこと(ただし、悪くなることは少ない)こと
で、手術を決して否定するものではありません。メニエール病の治療で手術が必
要な人は必ずいます。手術無しですべてのメニエール病患者を治すことはできま
せん。

実際、私自身としても保存的療法(薬物療法、カウンセリング、メニエット)で制御できない場合には
患者さんが手術をしてもかまわないといえば内リンパ嚢手術、手術を希望されな
い場合にはゲンタマイシン鼓室内注入を進めると思います。ただし、現在のとこ
ろ前庭神経切断術は最終手段と思っています。

メニエール病の治療に関してはめまい発作を止めることが第一ですが聴力も大事
です。難治性のメニエール病の患者さんの治療で手術なしで治療が可能ならそれが一番だと思いますが、
手術のほうが患者さんにとって良いことがあることも事実で、これが一番という治療法は残念ながらあり
ません。一番いけないことは手術をすればすべて良くなるという風な雰囲気が生
まれることでそれだけは避けたいと思います。

手術に当たっては患者の年齢(年齢が高い人はフラフラが残りやすい)、糖尿病、心臓病
など合併症の有無(手術自体というより、全身麻酔をかけれるか、術後の直りが
どうかなどにかかわります)を参考にして決定しますが、一番大事なことは自分
の現在の病態をメニエール病のことを十分に理解している医師と良く話し合うこ
とです(ただし、その医師を見つけるのが難しいのですが)。

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by osha-p | 2006-04-05 22:06 | 手術


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