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2006年 07月 03日
何を信用するの?・・・その2
何を信用するの?の続きです。
「いちメニエルさんのひとりごと」ではなく、「メニエルさんたちのおしゃべりパーティー」の管理人としてのお願い・・・その2----->「掲示板の情報をそのまま鵜呑みにはしない」のパート2です。

私がめまいがひどかった頃、ネットが普及しつつあるころで、私は他のメニエルさんはまったく知りませんでした。
私はメニエル関連の本そのままの教科書的、典型的症状でしたから、他のメニエルさんもこんなんだろうな〜って思っていました。
私は9年目にして、初めて他のメニエルさんの様々な症状を知ったのです。

何を信用するの?・・・その2_b0022379_2193386.gifそれからです。「メニエル」の調理のはじまりはじまりでした。
私の場合は、もう9年もメニエルとつきあってきています。
本や医療関係サイトなどの基礎的な知識を吸収しつつ、
時にはメール相談を受け付けている医師に相談したりしつつ、
掲示板などで自分の症状が他のメニエルさんと比べてどうなのか、
客観的にどの位置にいるのか?という確認作業でした。

その結果、
1)めまい発作が頻発する傾向、聴力も悪い方は中等度から高度難聴、いい方も低音難聴、目をつむって立てないので前庭機能も低下なので、「メニエール病」としてはあまりいい方とは言えない。
2)めまい発作の時の自律神経症状(吐き気など)とメニエールの重症度が比例はしないが、幸い全体に体が丈夫なためかこのめまい発作時の自律神経症状は他の人と比べると軽い方かもしれない。
3)めまい疾患があると、うつ、神経症傾向があるが、私は他の人と比べるとそういう傾向は少ない。そのため、心因性や自律神経が原因と思われるような浮動性のめまいがない。
4)めまい発作の時の前庭機能の障害による脳の代償がよく働いてくれるので、発作後のフラフラ等、浮動性めまいが少ない。
5)2〜4の理由で、メニエール病としての客観的な位置のわりには、環境的にも恵まれている事もあって、日常生活への支障が少なかった。

と、自分の症状をこのように判断しました。掲示板に書かれている「よかった!」という情報を利用するにあたっては、まずこの作業が必要かと思います。次に、、、
1)「よかった!」という人と自分の症状を比べてどうなのか、
2)「よかった!」という手段が客観的に自分が望む症状の改善につながるものなのか、理論的に根拠あるモノなのか
3) 2)を考えるために自分でもいろいろ調べてみる。
4)集めたどの情報が信憑性があって、どの情報があいまいなのかを良く考える。
5)必要に応じて、、、、リスクが大きい事であればあるほど担当医に相談してみたりする
、、、そういうプロセスが必要だと思うのです。

↓私の症状の自己診断の関連記事です。
気分は複雑いい方の耳はどうなるの?めまいの夢は正夢?!

by osha-p | 2006-07-03 09:34 | おしゃP連絡帳


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