カテゴリ:病院・医者・参考図書( 47 )

2006年 07月 08日
めまい患者が医者を替える時〜その1
患者が医者を替える時というお医者さん側からみた記事があり、大変参考になりました。病院を替えるケースとして、下記が考えらるとの事でした。
これを、めまい疾患の患者ならば、どうだろうかについて考えてみようと思います。

1.自分が考えていた診断と違った。あるいは、診断に疑問を持った。
2.十分に診てもらえなかった、あるいは検査してもらえなかった。
3.満足な説明が得られなかった。
4.治療を受けたが、良くならなかった。
5.手術や入院を勧められたが、出来れば入院も手術もしないで治してもらいたい。
6.医者や医療スタッフとのそりが合わなかった。
7.そこそこ満足できる、通院中の病院はあったが、知人や家族に勧められ、別の所も試してみたくなった。

1〜4は、めまい疾患でお医者さんに診察してもらうと大なり小なりあるのように思います。
「めまい」になった当初は、何か重大な病気ではないかと不安です。
しかし、めまいは原因がたくさんあり、
経過をみてしか判断できないものもあるし、
風邪の時のように2〜3日薬をのめば治るというものでもありません。

1〜4のような不満はあっても、
●患者としても自分の病気について勉強する、
●今の医療でもわかっていない事もたくさんあるという事も受け入れる、
●医者に何かしてもらうばかりでなく、自分でも生活習慣や運動に気をつける、自分の症状をよく観察するなど、自分が主体となって病気と取り組むようにする
などすると、お医者さんとの知識の溝、意識の溝が少なくなっていくと思います。
どうしても納得がいかない場合や、少しの改善も見られずに長引きそうな時はめまい専門医のいる病院に変わるといいでしょう。症状によっては心療内科も並行して行くと症状の改善に有効なこともあります。

b0022379_17115947.jpg6.医者や医療スタッフとのそりが合わなかった。

私は、地元の総合病院から紹介状を書かれて大学病院へ行きました。通える範囲にはめまい専門医のいる病院はとても少なく、ココでダメなら、新幹線で通院ぐらい遠いところになってしまうので、病院を変わるわけにも戻るわけにも個人の耳鼻科医さんに行くわけにもいきませんでした。多少「そり」があわない部分があるにしても、お医者さんは医学を学んだプロです。紹介状を書かれた身としては「そりがあうとか合わないとか」そういう次元ではなく、医学のプロの助けが必要であるとしての関係を築いていかないといけないと思ったんです。
めまい専門医は東京、大阪あたりですと地方と比べて多いです。私は、個人開業医のめまい専門医さんがもっと増えたらいいなと思います。

5.と7は次回に続く・・・
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by osha-p | 2006-07-08 10:24 | 病院・医者・参考図書
2006年 03月 29日
メニエルの治療法全般と問題点
1/27の「いい方の耳はどうなるの?」で私の質問に回答くださいましためまい専門医さんから貴重なメールをいただきました。長くなるので今日はまずメニエルの治療法全般と問題点について、次回は開放術など手術の事を中心にしようと思います。
ちなみに、私の病院では3.鼓膜チューブ挿入術の次にステロイド投与があり、私がやったのはここまでです。次は鼓室内麻酔薬投与と説明されていました。当時はメニエットについては、知ってはいましたが、まだ4年前の私の病院では取り扱ってないという事でした。
偶然か私の病院とは段階的に治療を進めていくという点で近いものがありました。
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メニエール病の本体が内リンパ水腫であることは間違いないと思います。けれども内リンパ水腫が最初にあってメニエール病が起こるのか、あるいはメニエール病の結果内リンパ水腫ができるのか、そういうことに対してもまだ結論が出ていないのが現状です。現在までのメニエール病の治療方法に関して、これまで本当に多くの治療法(薬物療法、手術療法、すべてふくめて)が開発されてきましたがそのすべてが簡単にいうと、めまいについては70%くらいの患者でめまいが軽減する。聴力、耳鳴、に関しては明らかに改善する治療法はない。というのが現状です。すなわち、どのような治療でもめまいが制御されないひとは存在するし、聴力が改善するかどうかは治療を行なって見なければわからないというものです。このような大原則(ジレンマ)があるために治療する側も患者さんの側も混乱を起こすことになります。
 そこで、これは私の私見も一部に入りますがメニエール病の治療の原則としては一般的に次のような順序で治療を進めていくということになります。
1.生活習慣改善(ストレス対策、食事療法)
2.薬物療法
3.鼓膜チューブ挿入術
4.メニエット
5.内リンパ嚢手術
6.鼓室内ゲンタマイシン注入療法
7.前庭神経切断術
8.内耳破壊術
注:5と6は入れ替わることがある、めまいのリハビリはすべての段階で適応される。
単純に言えばこれらのすべての段階で約70%のひとがめまいが軽くなっていきますので結果として手術を必要とする人は10%以下ということになります。
もちろんこれはあくまで原則ですのですべては患者さんとの話し合いでということになります。加えて手術以外については治療期間が長くなります。私の場合には少なくとも1年間くらいはめまいが制御されるのに必要と思っています。
つぎに、どのような治療でも回転性めまい、いいかえれば本当のメニエール病の発作のめまいは比較的治りやすいのですがフラフラ感については非常に治りにくいことがあげられます。また、聴力に関しては本当に有効な治療法はないのが現状です。すなわち、短期間でみれば聴力が改善することは多いが10年、20年とみた場合次第に悪化していくことが多いことです。このようなことをどうにかして改善しようと医者側は努力を行なっています。
 また、医者の側からの問題点をいえば先に挙げた治療法のすべてに精通している医者の数が本当に少ないということがあげられます。
実際のところ、めまい平衡学会の専門医であってもこれらのすべての治療ができるとは限りません。そのあたりが問題になると思います。いずれにしても医者側の持っている情報が患者さんに殆ど伝わっていないことが大きな問題だと思います。例えば手術の成功率、結果などはいくらでも報告があります。重症度に関しても研究班でまとめています。また、患者さんのニーズに合わせた治療法の選択も大事だと思います。これらの点を改善していくことが必要だと思っています。
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by osha-p | 2006-03-29 22:22 | 病院・医者・参考図書
2005年 06月 06日
本の紹介
b0022379_737375.jpg
めまいで悩む人に (きょうの健康シリーズ)


イラスト満載でわかりやすく、診療科の枠を越えてめまい全般にわたってさっとひととおり目が通せます。

病院でメニエルと言われた人のうち、1〜2割がホンモノのメニエルさんだとか。
私って問診と聴力検査だけで「メニエルでしょう」っていうぐらい症状は典型的
なおかげで?めまいの検査ってたくさんはやってないんですよ。
ひょっとしたら、メニエルって診断されたけれどメニエルじゃない8〜9割の1人かも?
もし、メニエルさんじゃなかったとしたら、内耳循環障害あたりがあやしいかな???
でも、私のあの頭動かせないぐるぐるめまいは、ライスネル膜の破壊と修復の繰り返しというのが一番しっくりくるんだけどね。

良性発作性頭位めまい症は3日ぐらい症状があったのですが、同じ回転性でもめまいの感じがメニエルのとは違っていて判別できました。すべてのめまいについて疑似体験ができて、自分に起きているめまいの原因が何なのかがすぐに体感でわかるといいんですけどね。えっ?すべてのめまいの疑似体験なんてまっぴら?う〜〜ん、確かに私の場合でも疑似体験もカロリックテスト程度なら、許してあげるかな(^-^; 

■この本に記載されていためまいに関係ある具体的な病名
良性発作性頭位めまい症 / 前底神経炎 / メニエール病 /
突発性難聴 / 外リンパ瘻 / 遅発性内リンパ水腫 / 内耳炎 /
内耳循環障害 / 小脳出血・脳幹部出血 / 
椎骨脳底動脈循環不全 / 脳硬塞・一過性脳虚血発作 / 
聴神経腫瘍・脳腫瘍 / 頚性めまい / 
                                                                                                                                                                                                                                                                                                         自律神経失調症 / 低血圧 / むち打ち/ 貧血 
薬剤性めまい / 心因性めまい
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by osha-p | 2005-06-06 22:51 | 病院・医者・参考図書
2004年 11月 24日
めまい平衡医学会のHPの専門医リスト
めまい平衡医学会のHPの専門医リストは、めまい持ちには参考になります。「メニエルさんたちのおしゃべりパーティー」「BBS」でも時々話題になります。

私が行っている大学病院のめまい専門医リストに掲載されている医師にかかった事がありますが、実際にお会いして信頼できる方だと思いましたが、やっぱり肩書きも大きくモノをいっているかも(^-^;
厚生省の前庭機能障害研究班の方とも知り合いなためか、新しい治療法にも「うさんくさい」とか思わずに積極的でした。(あまりリスクのない治療法ではありましたが、、、)

めまい専門医も関東に集中して、地方は非常に少ないのが現状で、私の場合今の病院以外に通えるめまい専門医のいる病院は後わずかです。しかも今の病院を含めて全て1時間以上かかります。
めまい専門医の個人病院もっと増えるといいですね〜(^-^)
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by osha-p | 2004-11-24 16:21 | 病院・医者・参考図書
2004年 09月 08日
訪問者さん
 2004年3月23日(火)
    訪問者さん   
No.17
訪問者さんの中にお医者さんはいるのかどうかについては、私もわかってはいないのです。
わずかにわかっている事は・・・
リンク先については、みなさんがするのと同じように検索サイトで検索してピックアップしていったものがほとんどです。病院系サイトの中でも個人病院のひとつと耳鼻科医の個人サイトについては連絡させていただいて了承していただきました。そのひとつが掲示板の方に書かれていたサイトです。もうひとつはリンクを了承していただいた際に時々見られているとの御返事をいただきました。
みなさんがこのサイトを探してこられたように、お医者さんも検索サイト等でみつけられるわけで、医者、患者の垣根があるわけではありません。
メニエルについては、以前も掲示板に書いた事もありますが、厚生省の前庭機能異常に関する調査研究班に指定された大学病院の先生方が研究をされてみえるようです。(詳しくはリンクページにリンクしてあります)でも、これ、専門家向きだけあってムツカシイ〜!
それに、きっと今までの歴史を考えれば、新しい方法が出ては消え、出ては消えていった事も考えられ、今ここに掲載されているからといって必ずしもいい方法とは限らないようですし、やってみるにしてもマイナス点などもしっかり考慮した上でないといけないようです。
もし、お医者さんが訪問されてみえるとしても、治療法を研究する立場の方というよりは、実際に医療現場で患者さんに接してみえる方なのだと思いますが、望むとすれば、ここで患者が日頃何を思っているのか、どんな事に不安を感じているのか、その中でどこにポイントをあてれば患者が不安なくめまいに対処できるのか、そのためには少ない診察時間のなかでどのように説明したらいいのかなどを考えていただけたら、と思います。
患者さんが病院に対して不満を持つ事も少なからずあるようですが、医者と患者の知識の差も大きく影響しているようにも思えます。前回、病院内ドクターショッピングについて書きましたが、ある時、ある医者の時の態度に不満を持った事もありましたが、後々その時の医師はけっして間違った事を言っているのではない、その言葉は正しかったという事がわかりましたし、不満に思わないまでも、その時わからなかった事が後になってやっとわかる事もあります。(ワ、ワタシダケカナ・・・(^-^;)
だから、自分の症状を客観的に見る事、そしてある程度は自分の症状についての知識を持っておくといいですよ。そして、お医者さんも短い時間の中でわかってもらうのは無理とあきらめないで、すこしでもわかりやすく説明していただけるように努力をお願いしたいところです。
患者、医者共にお互いに少しずつ努力していい関係でありたいものですネ。(^-^)
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by osha-p | 2004-09-08 21:05 | 病院・医者・参考図書
2004年 09月 08日
病院内ドクターショッピング
 2004年3月14日(日)
    病院内ドクターショッピング   
No.16
最近、「目が回るような」忙しさでココはずいぶんひさしぶりになってしまいました。(^-^;  私は気がはっている時は大丈夫な事が多いんですが、その後しばらくしてからがあやしい・・・。そういう事ってありませんか?
自律神経の不調が、難聴やめまいといった点に集中するのがメニエール病のようですが、メニエールの症状は、単純に内耳前庭の機能低下と脳の代償だけではなく、かならず自律神経が関与しているので、その人の体調のよしあし、気候の変わり目かどうか、により千差万別という事のようですね。原因はストレスだと言われますが、自分のストレスが何かはっきりわかる方もみえると思いますが、ストレスと言えば体調不良しか思い浮かばない方もいらっしゃるかと思います。
そんな時、お医者さんに不安を軽減して安心できるように、わかりやすく説明してもらえたらいいのですが、なかなかそういうわけにもいかないようです。
私は地元市民病院時代の耳鼻科医に心底納得できていたわけではありませんが長年のカルテの記録も大事にしたかった事もあって、病院を変えずにいました。また、ある程度長く通っていると最初は鼻につくような態度が多くてもホントはそれが医療に対して一生懸命であったがためにしていた事だったのもわかってきました。
紹介状で大学病院に移ったのですが、この病院のシステムは初診と再診は担当医が違い、さらに再診でも特に指定しなければ医師が毎回変わります。最初はこのシステムに今一つ不安がありました。
紹介状で変わったこともあり、言わばさじを投げられたという事なので元に戻るわけにもいきませんし、元でなくても個人の耳鼻科病院に移るわけにもいきません。
かといって、めまい外来があるような大学病院は、通える範囲にあとひとつしかありません。
そこで考えたんですね〜。耳鼻科医だけで20人ぐらいいるので、最初のうちは誰がどういう事を言うのか、どの人とウマがあうのか観察してみる事にしたのです。10人目ぐらいでめまい専門医の診察を受ける機会があり、とても信頼できるいい先生でしたので、この大学病院について行こうと心底決意する事ができたのです。
ただ、私が土曜日にしか行けない事や、その先生も初診担当なのでしょっちゅう診察してもらうわけにもいかないのですね。
その後も、土曜日という事で限定はされてましたが、たまにははじめてのDr.の事もありました。
そして、ついにこの人なら!と思えるDr.に出会えました。
土曜日にいつも外来にいらっしゃるというわけではなさそうですが、そろそろ「病院内ドクターショッピング」の終了です。。。(^-^)
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by osha-p | 2004-09-08 21:03 | 病院・医者・参考図書
2004年 09月 08日
「私があなたにしてあげられるのは、手術だけですよ。」
2004年1月25日(日)
    「私があなたにしてあげられるのは、手術だけですよ。」   

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「私があなたにしてあげられるのは、手術だけですよ。」
こう言ったのは、私が通院している大学病院のめまい専門医です。
「・・・つきあっていかなくては、いけないんですね。・・・」
と私が言ったら、静かにうなずいていました。
手術については、その時の私には必要ない事を私が知っているのを確認したら、その話は終わりになりました。
「メニエルは治らない」と言うお医者さんはたくさんいますが、
このめまい専門のお医者さんは「私には、治せない」と。私はその時、そう受取りました。
この事は私には衝撃的で、これからですね、ほんとうに病気とつきあっていこうと覚悟ができたのは。
医者まかせではなく、自分が主体とならなくてはいけないと思いました。
「メニエルは治せない」
この事実を繊細で神経質な人に多いといわれるメニエル患者にいかに不安を与えないように言うか、がお医者さんの腕のみせどころかもしれません。不安を与えるようだと、そのために症状を悪化させてしまう事もあるからです。ところが、不安を与えないようにうまく言えるお医者さんもみえるでしょうけど、そううまくは言えないお医者さんもみえるかと思います。また、こういう事は医者と患者の相性がいいかどうかにも大きく作用されるのではないでしょうか。情報を上手に、もしくは自分が期待していたように与えてもらえなかったからといって、その医者が悪い医者だというわけではなく、やはり、その道のプロ。患者側も「医者に治してもらう」ではなく、「自分が主体となって、お医者さんと相談しながら病気を治したり、つきあっていかなくてはならない」のだとその時思いました。
まだまだこれからどうなるのかわからず、上記のめまい専門医と相談できるとは限りませんが、お医者さんと相談しながら試行錯誤していくのだろうと思っています。
現在は安定しているので、「ぼちぼち、いくか・・・」(^-^)・・・・・ですネ。 
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by osha-p | 2004-09-08 20:49 | 病院・医者・参考図書